ラ・キャピテル・ド・バロナーク 2019

赤ガーネット色の色調、深紅の光沢。

芳醇で心地よい香り。黒系果実とフローラルなニュアンスが印象的で、ほのかに香るスパイスと交じり合っています。

アタックから果汁感たっぷりで風味ゆたか。温かみと酸味をかすかに感じます。味わい中盤には素材の濃密さがあらわれます。丸みのあるなめらかな織り目のタンニンを、みずみずしい風味がさらに美味しく引き立てています。果実の香りからカカオやリコリスのニュアンスへと、味わいには変化が見られます。

後味まで優れた調和とバランスが楽しめます。

2019

ラ・キャピテル・ド・バロナーク 2019

アッサンブラージュ 64 % メルロ
21 % シラー
12 % マルベック

樽内育成 1-2回使用樽内で6か月

テイスティングコメント

赤ガーネット色の色調、深紅の光沢。

芳醇で心地よい香り。黒系果実とフローラルなニュアンスが印象的で、ほのかに香るスパイスと交じり合っています。

アタックから果汁感たっぷりで風味ゆたか。温かみと酸味をかすかに感じます。味わい中盤には素材の濃密さがあらわれます。丸みのあるなめらかな織り目のタンニンを、みずみずしい風味がさらに美味しく引き立てています。果実の香りからカカオやリコリスのニュアンスへと、味わいには変化が見られます。

後味まで優れた調和とバランスが楽しめます。

温暖かつ乾いた天候が続いた冬を経て、平年と比べて1週間ほど早めの日程でぶどう畑は萌芽(芽吹き)の季節を迎えました。シラーとメルロの区画では3月20日に萌芽を観測しています。春には気温の低い日が続きましたが、土壌への水分供給に関しては5月に降った100ミリメートルの雨のおかげで十分な量が確保できています。その結果、萌芽時に比べて植物生育のスピードには落ち着きが見られ、開花は6月2日から15日にかけて通常どおりの日程で進みました。続く夏には暑い日が続き、定期的に雨が降っています。特に7月および8月には数日ほど気温が36℃まで上昇した日がありました。

このような天候状況でもバロナークのテロワール自体の冷涼な特性がうまく生かされ、極端な気温の影響を受けることもなく、シラーおよびマルベックの果実着色は8月5日にスタートしました。カベルネ・フランの着色は8月25日に終了しています。

収穫はまずメルロの区画から平年より数日早めの日程で9月22日にスタート。カベルネ・ソーヴィニヨンの区画を最後に10月17日に終了しています。秋には申し分のない好天に恵まれ、上質な収穫を後押しする結果となりました。畑の衛生状態は素晴らしく、理想的な熟度に達したタイミングでの収穫が可能でした。

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