ドメーヌ・ド・バロナーク 2020

深みのある色調、紫かかった光沢。

ブラックベリーやビガロー種チェリーのほか、リコリス、スミレ花、スパイスが香ります。

アタックから芳醇でおおらか。果実味豊かで、十分に熟したタンニンは絹のようになめらかでビロード感があります。ストラクチュアと優れたバランスが印象的です。後味にはみずみずしい風味とミネラル感が感じられ、ブラックチョコレートやカカオの風味が交じり合っています。極めてエレガントなワインです。

2020

ドメーヌ・ド・バロナーク 2020

アッサンブラージュ 45% メルロ
32% カベルネ・フラン
15% シラー
7% マルベック
1% カベルネ・ソーヴィニヨン

樽内育成 フランス産オーク材の樽内で12か月
1/4 - 新樽
3/4 - 3回使用樽内で6か月

テイスティングコメント

深みのある色調、紫かかった光沢。

ブラックベリーやビガロー種チェリーのほか、リコリス、スミレ花、スパイスが香ります。

アタックから芳醇でおおらか。果実味豊かで、十分に熟したタンニンは絹のようになめらかでビロード感があります。ストラクチュアと優れたバランスが印象的です。後味にはみずみずしい風味とミネラル感が感じられ、ブラックチョコレートやカカオの風味が交じり合っています。極めてエレガントなワインです。

この年の冬はかなり暖かく雨量も多く、ぶどう畑は非常に早い日程で萌芽を迎えました。メルロおよびシラーは3月16日に、カベルネ・ソーヴィニヨンは4月1日にそれぞれ萌芽を観測。品種によってばらつきがありましたが、平年に比べて10日ほど早めです。シーズンスタートにあたる春は多雨で気温の高い日が続き、ぶどうは順調に生育し、土壌への水分補給も進みました。その後、5月18日から5月28日の期間に花の時期を迎え、非常に短期かつ好条件のもとで開花は進みました。6月10日以降、早々に本格的な夏の天候が訪れ、8月28日まで水不足に悩まされました。ぶどう畑には乾いた風が吹き、33 ℃を越す気温を観測した日が33日ありました。8月8日には最高気温37.6 ℃を記録しています。この干ばつ傾向を受けて、果実の着色はかなり早め(メルロは7月30日)に迎えましたが、着色進度はゆっくりでした。

赤ワイン用ぶどうの収穫に関しては、メルロは平年より10日ほど早い日程で9月11日にスタート。均質に熟度を高めた優良区画から収穫を始め、 10月9日に終了しています。秋口は非常に良好な天候に恵まれ、いずれの品種に関しても素晴らしい衛生状態かつ最適熟度で収穫出来ています。

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