ドメーヌ・ド・バロナーク 2019

深みのある色調、赤ガーネット色の光沢。

上品で複雑なファーストノーズ。漬けた黒系果実のアロマとドライフラワーの香りが広がります。エアレーション後にはスパイスおよびリコリスの風味が立ち上がり、含みには十分に熟した果実のアロマが心地よく香ります。全体をメンソールのニュアンスが引き立てています。

アタックから優れたストラクチュアと活力を感じます。味わい中盤にはエレガントかつ濃密なタンニン。ブラックチョコレートや核果類フルーツの香りがほのかに広がります。後味はシルクのようになめらかで余韻も長く、ペッパーを思わせる香りが残ります。

2019

ドメーヌ・ド・バロナーク 2019

アッサンブラージュ 46 % メルロ
27 % カベルネ・フラン
18 % シラー
8 % マルベック
1 % カベルネ・ソーヴィニヨン

樽内育成 フランス産オーク材の樽内で12か月
1/3 - 新樽
2/3 - 2回使用樽内で6か月

テイスティングコメント

深みのある色調、赤ガーネット色の光沢。

上品で複雑なファーストノーズ。漬けた黒系果実のアロマとドライフラワーの香りが広がります。エアレーション後にはスパイスおよびリコリスの風味が立ち上がり、含みには十分に熟した果実のアロマが心地よく香ります。全体をメンソールのニュアンスが引き立てています。

アタックから優れたストラクチュアと活力を感じます。味わい中盤にはエレガントかつ濃密なタンニン。ブラックチョコレートや核果類フルーツの香りがほのかに広がります。後味はシルクのようになめらかで余韻も長く、ペッパーを思わせる香りが残ります。

温暖かつ乾いた天候が続いた冬を経て、平年と比べて1週間ほど早めの日程でぶどう畑は萌芽(芽吹き)の季節を迎えました。シラーとメルロの区画では3月20日に萌芽を観測しています。春には気温の低い日が続きましたが、土壌への水分供給に関しては5月に降った100ミリメートルの雨のおかげで十分な量が確保できています。その結果、萌芽時に比べて植物生育のスピードには落ち着きが見られ、開花は6月2日から15日にかけて通常どおりの日程で進みました。続く夏には暑い日が続き、定期的に雨が降っています。特に7月および8月には数日ほど気温が36℃まで上昇した日がありました。

このような天候状況でもバロナークのテロワール自体の冷涼な特性がうまく生かされ、極端な気温の影響を受けることもなく、シラーおよびマルベックの果実着色は8月5日にスタートしました。カベルネ・フランの着色は8月25日に終了しています。

収穫はまずメルロの区画から平年より数日早めの日程で9月22日にスタート。カベルネ・ソーヴィニヨンの区画を最後に10月17日に終了しています。秋には申し分のない好天に恵まれ、上質な収穫を後押しする結果となりました。畑の衛生状態は素晴らしく、理想的な熟度に達したタイミングでの収穫が可能でした。

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