ラ・キャピテル・ド・バロナーク2020

ガーネット色の外観、上質な濃さのある真紅の光沢。

エレガントでおおらかな香り。イチゴやスグリの香ばしいニュアンスが広がります。エアレーション後にはリコリスやカカオを思わせる風味が加わります。

アタックから高い粘性と豊かなアロマを感じます。中盤は果汁感たっぷり、ほのかに酸味を感じさせる上品なテクスチュアが印象的です。タンニンは申し分ない熟し具合で、素晴らしいストラクチュアが備わっています。オードヴィー漬けチェリーが心地良く香ります。後味は余韻も長くエレガント。ブラックチョコレートがほのかに香り、全体を引き立てています。

2020

ラ・キャピテル・ド・バロナーク2020

アッサンブラージュ 56% メルロ
23% シラー
21% マルベック

樽内育成 1-2回使用樽内で6か月

テイスティングコメント

ガーネット色の外観、上質な濃さのある真紅の光沢。

エレガントでおおらかな香り。イチゴやスグリの香ばしいニュアンスが広がります。エアレーション後にはリコリスやカカオを思わせる風味が加わります。

アタックから高い粘性と豊かなアロマを感じます。中盤は果汁感たっぷり、ほのかに酸味を感じさせる上品なテクスチュアが印象的です。タンニンは申し分ない熟し具合で、素晴らしいストラクチュアが備わっています。オードヴィー漬けチェリーが心地良く香ります。後味は余韻も長くエレガント。ブラックチョコレートがほのかに香り、全体を引き立てています。

この年の冬はかなり暖かく雨量も多く、ぶどう畑は非常に早い日程で萌芽を迎えました。メルロおよびシラーは3月16日に、カベルネ・ソーヴィニヨンは4月1日にそれぞれ萌芽を観測。品種によってばらつきがありましたが、平年に比べて10日ほど早めです。シーズンスタートにあたる春は多雨で気温の高い日が続き、ぶどうは順調に生育し、土壌への水分補給も進みました。その後、5月18日から5月28日の期間に花の時期を迎え、非常に短期かつ好条件のもとで開花は進みました。6月10日以降、早々に本格的な夏の天候が訪れ、8月28日まで水不足に悩まされました。ぶどう畑には乾いた風が吹き、33 ℃を越す気温を観測した日が33日ありました。8月8日には最高気温37.6 ℃を記録しています。この干ばつ傾向を受けて、果実の着色はかなり早め(メルロは7月30日)に迎えましたが、着色進度はゆっくりでした。

赤ワイン用ぶどうの収穫に関しては、メルロは平年より10日ほど早い日程で9月11日にスタート。均質に熟度を高めた優良区画から収穫を始め、 10月9日に終了しています。秋口は非常に良好な天候に恵まれ、いずれの品種に関しても素晴らしい衛生状態かつ最適熟度で収穫出来ています。

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