フィリピーヌ・ド・ロスシルド夫人葬儀ミサ

去る9月1日月曜日、シャトー・ムートン・ロスシルドにて、フィリピーヌ・ド・ロスシルド夫人の葬儀が執り行われました。

フィリピーヌ・ド・ロスシルド夫人の葬儀ミサは、夫君ジャン=ピエール・ド・ボーマルシェ氏、ご息女・ご子息であるカミーユ・ウグレン女史、フィリップ・セレス・ド・ロスシルド氏、ジュリアン・ド・ボーマルシェ氏、10名のお孫、そしてジャック・セレス氏が見守る中、ポイヤック主任司祭ブルーノ・デルマス神父様ならびにアントワーヌ・ド・ロマネ神父様の司式により執り行われました。

葬儀ミサは、入堂の行列が到着すると同時に、午後3時から始まりました。

夫人との最後のお別れには、ボルドー市長アラン・ジュペ氏、生前深い親交があった前フランス大統領夫人ベルナデット・シラク夫人の他、ロスシルド家の人々がお集まりになりました。従兄弟にあたるダヴィッド男爵、エリック男爵、バンジャマン男爵はもちろん、同家イギリス分家の重鎮であるロスシルド卿も葬儀に参列されました。

ボルドーワイン界からも以下錚々たる面々にご会葬いただきました。コリンヌ・メンツェロプーロス女史、フランソワ・ピノー氏ご夫人、ルクセンブルク大公国大公子、ピエール・リュルトン氏、フィリップ・カステジャ氏、ジャン=フランソワ・ムエックス氏…

生前故人がパリにて親しくしていた数多くのご友人の中から、前フランス文化大臣ルノー・ドンヌデュー・ド・ヴァーブル氏、前フランス文化大臣フレデリック・ミッテラン氏、カトリーヌ・ペガール女史、ミュリエル・マイエット女史、ピエール・ベルジェ氏、ロバート・カーセン氏、ブルーノ・ロジェ氏、政界、文化界、ビジネス界を牽引する数々の著名な方々にお忙しい中お集りいただきました。

式の一部は音楽葬として、フィリピーヌ夫人のご親友であるウィリアム・クリスティ氏率いるバロック音楽団「レザール・フロリサン」による演奏が奏でられ、また、ソプラノ歌手エレーヌ・アルバレス女史によって「フィガロの結婚」の旋律が高らかに歌い上げられました。

フィリピーヌ・ド・ロスシルド夫人のご遺体は、父上フィリップ男爵の傍らに埋葬されました。

バロン・フィリップ・ド・ロスシルド社監査役会会長フィリピーヌ・ド・ロスシルド夫人は、コメディ・フランセーズをはじめ、演劇界で活躍後、ワイン界を牽引する存在として注目を集めました。

夫人が放つエネルギー、そのカリスマ性、輝くばかりのパーソナリティあってこそ、ロスシルド一族企業のフランス国内外における多大なる躍進がもたらされました。シャトー・ムートン・ロスシルドを筆頭とし、数々の一族所有ワイナリーを常に高みの頂きに君臨させ続けるという、今日の隆盛に導かれた夫人の功績は誠に大きいものがあります。

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